疲れるまで一生懸命歩く山登りを、沢山しなければならないと思う

2016年4月25日

秋のネパールヒマラヤのトレーニングを兼ねて富士山に行ったところ、以前より心肺機能が低下している事を実感した。高峰に頻繁に向かっていた若い頃は、脈拍は平常時で40前半、近所の御前山の中腹まで標高差400mを自慢できるスピードで走っていた。そのため普段は山に登っていても息苦しくなる事は無かった。はたして現在、あの御前山のコースを走りきる心肺機能はあるのだろうか。
下半身の筋力低下も無視できない。あまり重い荷物を担がなくなったことに加え、腿が太くなるとフリークライミングが下手になりそうで、筋肉を付けることに躊躇する傾向があった。
しばらくの間は重い荷物を担ぎ、疲れるまで一生懸命歩く山登りを、沢山しなければならないと思う。

クライミングの服やギアも真剣に検討し始めなくてはいけない。服の素材や性能の知識は昔からまったくない。もっとも重要と思われる手袋に関しては冬ごとに困っているが、不器用なうえに指先が冷えやすいので理想の手袋など見つからないと諦めている。愛用しているアイスアックスやアイゼンなどは先端がすり減り、普通のクライマーならば交換する時期になっても、根性で?テクニックで?氷に突き刺しているのも考え直さなければいけない。

今までは全て感覚で決めていた。これからは山の雑誌等をしっかり読んで現在の服やギアを勉強しなければと思うが・・・これで十分だ。新しいのはもったいない、まだ使えるが何時も頭をよぎる。しかし提供していただいた高価な服などを押し入れの奥に仕舞い込んで置くほうが、本当はもったいないのかもしれない。

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