「岩と雪」ベストセレクションを1編ずつ読んでいる

2017年1月20日

年末は、山に行かずボクシングを見に行っていた。防衛を続けていた世界チャンピオンの彼は4月にKOされてしまった。引退かと思われたが肉体の衰えは感じないとして、前回負けた相手と12月31日再戦した。彼の試合は以前にも見に行ったことがあるが、迫力が他のボクサーとは違う。鍛え抜かれた肉体から繰り出されるパンチ力は歴代の日本ボクサーの中でも群を抜いているだろう。その晩の試合は激しいというよりも緊迫したラウンドが続いた。結果は彼の判定負け、引退?現役続行?どちらにしても彼には派手さは無いものの本物が持つ格好良さがある。
最近、夕方になると薪ストーブに火を入れ、出版社から送られてきた「岩と雪」ベストセレクションを1編ずつ読んでいる。169冊の中から厳選された記録と評論が41編載せられている(かなり恥ずかしい文章だが僕の記録も2編) 現代のクライマーからすれば遠い昔の過去のクライマーの面倒な文章かもしれない。でも真面目に岩や山に取りくんできた姿勢が深く伝わるはずだ。今とは少々違う熱い時代の記録、これから本気で山や岩に挑みたい人は、幾つかの編は読んでみる価値があるかもしれない。

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