久しぶりのチャリティー講演

2017年4月28日

何時もよりも少しだけ早起きして、少しだけきれいな服を着て、自宅から2時間15分かけ池袋の登山用品店に向かう。その日は久しぶり?1年ぶり?講演をする。震災を経験した子供たちに、毎年キャンプやハイキングで楽しませてあげようと活動している知人の医者がいる。その先生の活動を支援するためのチャリティー講演だ。最近は人前で話すことを避けていたが、その先生には凍傷の時に随分とお世話になり、また東北の子供たちへのためになるのであればと、珍しく即答で今回の事を引き受けた。入場料の2000円分を話せたかどうかは疑問ではあるが、チャリティーなので許してくれるだろう。

池袋で講演した晩は奥多摩に戻らず、千葉の実家に行った。母親が死んだ後も、父親は一人で生活しながら以前と変わらず、戦時中冤罪で逮捕された方の名誉を回復するための活動や、最近では従軍看護婦からの証言などを後世に伝えるために書き物をしている。

今まで登山界のため、まして社会のために活動した事が全くない。
他に能力が備わっていないのだから仕方がないが。僕は登ることしかできない、多分これからも。

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