魅力的な場所がまた増えてしまった

2018年4月11日

大阪での用事を終えた翌日、北山公園に向かった。目指すはフリークライミング協会発行のフリーファン75号の表紙になっていたボルダー「みほと、初段」だ。すでに場所は教えてもらっていたので、すぐに岩は発見できた。しかし「みほと」の下は水が流れていた。それに加え今回はボルダリング用マットも持参していない。枯れ枝、落ち葉をひき詰める作業を50分、その上に薄いレジャーシートを載せると舞台は完成した。全身の筋肉を必要とするムーブ繰り返し、凍傷が癒えていない顔を花崗岩に擦りつけ、一瞬唸り声を上げながら体を引き上げると、無事に岩の頭に登ることができた。

フリーファン76号の表紙、「スカイフォール、1級」を目指し尾鷲市へ。岩も魅力あるが、この地は色々な魚が狙えるので、それもかなり楽しみだった。スカイフォールは噂どおり美しいクラックのうえ、登っていて最高に気持ち良かった。裏側の「飛行石4級」をクライムダウンし途中で体を反転後スカイフォールに繋げると更に奮闘的になり面白かった。そして翌日は以前登った「釣り師ルーフクラック」に行った。左奥からスタートするバリエーションが最近登られたと聞いたからだ。しかし・・昨日の疲れか、あるいは釣人たちの釣果が気になっているためか、登れず宿題となってしまった。
「老人と海と岩」30年後に執筆活動するための魅力的な場所がまた増えてしまった。

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