(10/12/14 e-mail)

誰が発起人だったかは忘れてしまったけど、恒例の餅つきも記念すべき10回目。
今年も狭い庭に35人くらい集まったと思う。これだけの多様な人が集り、また毎年メンバーも少し変るので、10年前の形態がどのようなものだったのかも遠い記憶に。
5時間余り続く餅つき後の夕方には全員が我家に入り(何時か床が抜けるかもしれない)食事をする。
さて集まりを見回してみるとほとんどが山好きに気がつく。昔山登りを楽しんでいた人から40年以上岩を登り続けている人、月1回程度のハイキングを楽しむ人、お客を案内する山岳ガイドの人、撮影で山を目指す人、ヒマラヤの高峰を目指す婦人、そして僕のように趣味にしては度が過ぎる山を登る人間など。
ここで共通するのは全員が生き生きしていることだ。改めて山は人を結びつけながら人生を豊かにしてくれるものだと気がつく。今回来たほとんどの人とは来年の暮まで会うことはないかもしれないが、またそれぞれの目標に向かって充実した1年を過ごすのだろう。

そして僕も来年はあれとあれを挑戦出来たらと想像しながら最近の日々を過ごしている

(10/11/07 e-mail)

10月11日 不動沢屏風岩、ルート名は忘れたが2回目でなんとか5.12aのルートを完登。
14日神戸岩、握力28kgでは掴みながら登るのは厳しいな。
16日越沢バットレスで山岳会のトレーニング、 他のパティーの人と言い争ってしまう。
山で初めての喧嘩かもしれない。
17日近所の天指山でハイキング。知識もないのに美味しそうに見えるキノコを沢山採ってくる。
18日不動沢の隠金探しなどを登る。
19日十一面正面壁岩錦秋カナトコ~山賊79 誰もいない霧の深い日に奇麗な岩を静かに楽しむ。
(アプローチでyukariと書かれたヘッドライトを拾いました)
21日金袋山ハイキング 今回もキノコを採るが酸っぱい味がする。
23日久しぶりに常盤橋公園を見上げる。
24日ある岩場 午後のクライミングで腰が痛くなる。
24日過去最悪の腰痛に苦しみ1週間寝たきりに。
31日腰を曲げながらサス山へ向かうが頂まで10分ほど前で敗退。
11月3.4.5日三宅島  ハングしたクラックラインを開拓 グレード5.12a ルート名「宝島」
久しぶりに幸せだ。
僕の1ヶ月を書いてみました。

追伸 以前岩で会ったスミエさん、ルート図送りたいけどアドレスに間違いがあるようで・・・。
「垂直の記憶」の文庫本は年末と書きましたが、すでに売っているそうです。後藤さんの素晴らしい解説付きです。

(10/10/12 e-mail)

知人がヒマラヤで行方不明になったと連絡を受けた。
大きな雪崩らしい。その人とは一緒に登ったことはないが、ネパールで、あるいは日本での集まりで何度も会っている。
また昨年はヒマラヤ登山前に高価なロープもいただいている。
僕とは登るスタイルも違うので、山への考え方も違かったと思う。
しかし標高の高い山々を何年にもわたり連続して取り組む姿勢には尊敬していた。
彼の登山は登頂率も高いうえ、ほとんど事故も起こさないまさに職人技に近かったのではないだろうか。
そんな素晴らしいクライマーにも自然は容赦ない。多少のミスもズレも許されない行為であることを、改めて教えられる。それにしても、辛い連絡だった。

6年も前に出版した「垂直の記憶」が年末くらいに文庫本になると言うことで、出版社から改めてあとがきと最近の登山歴を書き加えることを頼まれた。
この6年間のクライミング、満足したものは2つ?3つ?しか浮かばない。心から満足するクライミングを後3つくらいは行いたい。
何故か少し焦りを感じる・・・

(10/09/05 e-mail)

この1ヶ月、各地の川でパンツも脱ぎ真っ裸になって水浴びしたり泳いだりしている。
1、ヨセミテ国立公園 観光客が集まるカスケードフォールに近い橋の下、トォラミの雪解け水のためかとても冷たく気持ち良く、またシャワー代わりにもなった。この川には完全に病み付きになり何度も橋の下に行った。
2、瑞浪の屏風岩。猛暑の中、クーラーの壊れた車で中央道を走り、屏風岩の焦げそうなくらい熱い岩を登ったので耐えきれなくなった。少し水質に疑問があったが人目のない小滝に修行のように打たれる。ここで水を浴びた人間はいないかもしれない。
3、滋賀県 犬上川 川に浸かっていると3cmほどの小魚(ヤマメ?アマゴ?)が無数に寄ってきて体を突く。網があればすくい獲れただろう。それにしても何を求めていたのだろうか。またここでは久しぶりにイモリが見られた。
4、クライマー、ハイカー、キャンパーが集まるご存知小川山。川に入ると山椒魚を発見。僕もだが人に発見されないようにしてください。

と言うことでこの暑い夏、川の中で過ごす時間が昨年よりも多い。




(10/08/08 e-mail)

ヨセミテ国立公園での1ヶ月弱のクライミングを終え帰ってきました。
天候に恵まれほとんど雨に降られることなく、むしろ暑さでバテながら休養もあまりせず登りました。
泊まったのは最終日のサンフランシスコのモーテルでの1泊以外、毎日テント生活(シャワーも3回しか浴びなかったかな) 外食も1度だけで、キャンプ場での自炊(朝はシリアル、昼はパン、夜は米やパスタ)でした。
ヨセミテ渓谷では以前から気になっていたルートに挑戦したものの僅かにパワー不足で完登は出来ませんでした(悔しいのでいつの日かまた鍛えなおして行きたいな・・・)
トゥオラミメドーでは標高も高く涼しいせいか身体も良く動き5.12クラスのクラックルートも2,3回のトライで登れ、またマルチピッチはキャシードラルとアイコンピナクルを登りましたが岩も硬く景色も最高で充実しました。
悲しい出来事もありました。車を運転している時比較的大きなマーモットを轢いてしまった事です、草むらに走り去っていきましたが確かに踏んでしまった感覚が残っています。悪いことをしてしまいました。
手の指のハンディもありますし、はたしてフリークライミングおいて自分にどれだけの可能性が残っているかは解りませんが、レベルを上げようと努力している時や登っている時間は楽しくてしょうがないので、これは止められないなと言う確信があります。
それにしても大きな山にアタックをかける時とはまた違う成功するか失敗するかの緊張感は久しぶりで、それが心地良くも感じた1ヶ月弱でした。





(10/07/07 e-mail)

久しぶりにヨセミテ渓谷を主にフリークライミングを楽しみに行きます。
前回は1997年。フリークライミングツアーでコロラド、ユタ、アリゾナと回って南米ペルーアンデス登山への移動前に数日滞在しただけなので、本気でヨセミテを登るのは何年ぶりかなのかも思い出せません。どれだけの成果を残せるか今からワクワクしています。
今回は色々なルートを登ると言うよりも4本に的を絞って挑戦しようと思っています。ヨセミテでは昔から触ってみたいと考えていたオーバーハングしたクラックルートを1本。トゥオラミでも1本気になるルートがあります。最後はシェラネバダのINCREDIBLE HULKで2本のロングルートを考えています。
アイスをたくさん食べて太らないように、追いこんで疲れをためないように、熊に出会わないように気をつけながら登りたいと思っています。




(10/06/03 e-mail)

山岳会の友人と妻とで三宅島に登りに行きました。
ここでのクライミングについては岩場を発見し、そして開拓したクライマーから聞いていました。
シーサイドに200メートルも連なると言われる岩、いつかは行ってみようと思っていたのです。
さて岩の感想ですが、荒々しさが溢れ、ほとんどクライマーの香りを感じさせない素敵な場所でした。
ここでは肉体をぎりぎりまで追い込むような登りは似合わないかもしれません。
透明度の高い海を眺めつつ(潜りつつ)静かにのんびり登るのが合っているでしょう。
最初は目標のルートもありましたが、首を痛めていたこともあり友人や妻が登った後トップロープで遊ばせてもらうことが多かったですが、それでも十分堪能できる4日間でした。
僕は色々な土地で大きな旅を繰り返し素晴らしい思い出を作ってきましたが、三宅島も忘れることのできない旅になりました。
サンゴ礁、ハングしたクラックラインなど心残りが幾つかあります。
また行かなければと思っています。

(10/05/10 e-mail)

連休前半、三重と奈良の県境にある名張の岩に初めて登りに行った。
柱状節理で素晴らしいクラックが沢山あるのに足先を痛めていたため、残念ながら頑張って登るまでには楽しめなかった。
9月の稲刈りの時に再び名張で登れれば嬉しいのだが。

田植えの最中、50cm以上あると思われるナマズが用水路で見つかる。蒲焼きにすれば美味しいと言うが本当なのだろうか。

連休後半、奥多摩に戻り近所で竹の子掘り、ライバルは鹿と猪。特に猪は強力で根こそぎ食べていく。
夜中にテントで泊まりどのように食べているのか観察したら面白そうだ。

杉の間伐材を利用して巨大クラックマシーンを作る。製作費50円?これならば痛い足を使わず腕のトレーニングは出来る。
7月は久しぶりのヨセミテとトォラミ、これで目指すルートも登れるかもしれない。

(10/04/13 e-mail)

妻の実家から母親と弟夫婦が遊びに来たので、東京見物に行きました。
まずは定番の東京タワー、展望台に上がったのは15年ぶり。
無数に見える高層ビルを眺めていると、これが全部岩だったら・・・一生ここで遊べるのにと考えてしまう。
次に人が多く繰り出している上野のアメ横、秋葉原の電気街と周る。秋葉原の量販店で薄型テレビを見る。知らぬ間に安くなっているのでちょっと興味が出たが、テレビも強く願っていたら、いつかは知人から貰えうだろうと勝手に考え、次の目的地の渋谷に向かった。
秋葉原よりも人の多い渋谷に向かった理由は、アウトドアショップに行くため。我家にいた沢山の金魚のうち10匹以上が、その店の池に引っ越したからだ。みんな元気に奇麗な水の中すいすいと泳いでいた。我家にいた時よりも幸せそうだった。最後にNHKスタジオパークに行って東京見物を無事終了した。原宿駅から電車に乗り2時間かけ奥多摩に戻ってきて、山が見えた時はどんなにホッとしたことか。
奥多摩に戻り温泉に行くと、何と凄い数の行楽客。夕方6時ちょうど沢山の登山者や観光客が降りてきたのだ。久しぶりに山よりも体力のいる日だった。
最近のクライミングとしては鹿島槍荒沢奥壁ダイレクトルンゼや中央アルプスの宝剣岳東壁でシーズン最後のアイスを楽しんだ。
なお、5月6日からの東京新聞(中日新聞も?)夕刊で、僕のことが50回?ほど連載されるそうです。




(10/03/15 e-mail)

普段は、傾斜の強い氷や岩ばかりを求めていますが、この1ヶ月は古典的な雪尾根を幾つか楽しみました。
初めての上越の山、雑誌「岳人」に出ていたのを見て興味を持ったのですが、荒沢山から足拍子山に行きました。たくさんの雪がありましたが、その日は上半身裸になりたくなるくらい熱く、アイゼンはすぐに団子になりパンツがもったいないのですが下山は尻セードにしました。
また八ヶ岳の旭岳東稜は山岳会の新人と行きましたが彼の真面目に山にとりつく姿勢を見つつ、深雪のラッセルを楽しみつつ初めての八ヶ岳東面を満喫しました。
若い時は雪尾根などにはほとんど面白みを感じなかったのですが、年齢を重ねると、尾根の良さも解るようになりました。しかしどちらかを選べと言われれば垂直に近い岩壁や氷壁などのほうが、まだまだ魅力を感じるのは確かなようです。
最近、凍傷で失った足先の一部がまるでプラスチックのように硬くなり、柔らかい皮膚を傷つけ、登っていると靴下が血に染まります。以前はあまりこのような事はなかったのですが困ったものです。正しく氷や雪に靴を蹴り込めないのは危険ですし何よりも痛みと言うのは登山を不快にさせます。何とかしなければと思っているこのごろです。
真面目にニューギニアの岩壁を考えていましたが、アプローチの問題やお金の問題などで無理のようです。残念。




(10/02/07 e-mail)

この1ヶ月、珍しく予定が沢山詰まっていました。
久しぶりに2度のスライド会も行いました。毎回思う事ですが見に来る人は何かを得たいと考えて来るのでしょうが、むしろ多くの刺激をもらっているのは僕の方です。自分は正しく彼らのように本気で山を目指しているだろうかと考えさせられることもあります。
本業?の登りも忙しく出かけています。特に氷はシーズンが限られているので頻繁にアイスルートに向かっています。難しい氷ではありませんが南アルプスの七丈ノ滝は印象深いクライミングでした。前日降った多くの雪でアプローチでは延々のラッセル、バテバテになりましたが、とても爽快でもありました。やはりクライミングはアプローチも含めて楽しまなければ嘘なのでしょう。アプローチと言えば最近・・・タスマニアやニューギニアの岩壁はどうだろうとちょっと考えています。
さて今年のカレンダーを見ると、今月にICIでスライド会があるほか、4月に2日ほど印がついている以外全く予定が入っていません。幸せなことかな?




(10/01/11 e-mail)

年末は強い冬型で多くの登山者が苦労したようだが、僕も南アルプスの鋸岳で風に打たれ鼻先が凍傷になりそうになった。
年始は中央アルプスの宝剣岳東壁でクライミングした。
アルパインクライミングはクラシックなルートでも気象条件等により時には厳しくなり、かなり奮闘的な登りになることを思い知らされた。宝剣岳東壁は今回で2回目だったがロープウェイが使えるのでアプローチは近いが、ちょっと雪質の見極めには注意が必要だ。それでも3000m近いアルプスの高さを感じながら比較的手軽にクライミングを楽しめる東壁はもっと多くのクライマーが訪れても良い場所だろう。
さて映画「アイガー北壁」を試写会で見せてもらったが、死の香りを感じながらもクライマーが挑む姿を十分に表しているだろう。 最近の知人の遭難や、スロベニアのソロクライマーのヒマラヤでの遭難など、僕はしっかりそれらを受け止め登っていかなければならない