Our story
広大な自然の中で

Kula Cloth®(クーラ・クロス)のアイデアは、ワシントン州アルパイン・レイクス・ワイルドネスへの山行中に誕生しました。
アナスタシア・アリソンがロビンソン湖に沈む壮大な夕日を楽しんでいるときです。カラマツの周りに散らばっている、たくさんのトイレットペーパーを見つけました。

帰宅後、どうすればトイレットペーパー問題を解決できるのか調べ始めました。そこで、アウトドアアクティビティにおける行動指針“Leave no trace”「足跡を残さない」のなかに、トイレットペーパーの代わりに同じ布を使う、というアイデア出会います。
最初は戸惑いがあったものの、まずは試してみることにしました。バンダナよりは、吸水性のいい布が適しているだろうと考え、青色のマイクロファイバーの布切れを調達します。

この小さな布切れが、転機となりました。
10年以上にわたって女性向けのアウトドアガイドをしていた彼女は、ツアーの参加者にこのアイデアについて紹介し始めたのです。

夢が生まれる

最初はジョークのつもりでした。素晴らしい景色に出会うたび、ドラマチックな自然を背景に、青い布切れをカメラに収めていました。
しかし、ウインドリバー山脈を歩いていた時です。この布がもっとクールだったらいいのに、と突然思いました。
そして布の表面にデザインをすることを思いついたのです。単なる「布切れ」ではなく、バックバックに着けていて気分が上がる「ギア」を開発しようと思い立ちます。

繊維業界での経験もなくミシンの使い方も知りませんでしたが、3年近くでしょうか。
夢中になって研究し、30人以上の冒険好きなアドバイザーと何百時間にも及ぶフィールドテストを重ね、ついにデザインが完成しました。Kula Cloth®(クーラ・クロス)の誕生です。

Kula Cloth®(クーラ・クロス)が目指すこと

  • Kula Cloth®(クーラ・クロス)をきっかけに、オープンな場で生理現象について話しあえる機会を増やし、“Leave no trace”「足跡を残さない」の実践につなげる。
  • 天然資源がこの先も持続可能な形で管理されるよう協力し合える、コミュニティーを育てる。
  • Kula Cloth®(クーラ・クロス)を、アウトドアアクティビティを豊かにするために働く活動団体や個人、アーティストを支援するための手段とする。

サステナブル/エコ運動とは、これを読んでくれているあなたと進めていくものだと、私たちは信じています。トレイルですれ違った人。コニュニティーにいる仲間。
見た目や内面にかかわらず、隣にいる人の安全と人権を守るために、あなたが積極的に関わっていくことから、すべてが始まります。

Kula Cloth®(クーラ・クロス)が意味するもの

Kula Cloth®(クーラ・クロス)という名前は、ブータンで最も高い山であるクーラ・カンリに由来します。アナスタシアが2011年完歩したブータンでのトレッキングは人生を変えるほどの経験となりました。
どんな大きな山も一歩ずつしか登れないように、人生においても、一歩の積み重ねが成功への道だという意味を込めました。