一路、東伊豆に向かいました

2003年3月25日 手紙

3月7日、雪が5cm以上降った奥多摩を食料を満載した車で出発し一路、東伊豆に向かいました。
友人たちは、足の具合が悪くなり運転出来なくなった時の事を考え、私の車の後に付いてきてくれました。

6時間のドライブ後、私たちは立派すぎる知人の別荘に到着。とても美しい家なのでビックリしました。私たちだけの生活は何かにつけて大変で握力15kgしかない私の手では重い荷物は持てないし、まだ時々通院している妙子の指では、水仕事は出来ません。
毎日、海岸線を40分ほど散歩するのと読書が唯一楽しみという老後のような生活をしてますが家のまわりには種類は解りませんが、たくさんの鳥とリスが遊んでいますしスギ林が少ないので奥多摩のように花粉は飛んでいません。しかし毎日毎日が幸せという気分でもありません。
少しでもクライミングに挑戦するためクライミングギアとボルダリング用のマットを持ってきましたが長い車イス生活で肩を痛め今でも手が上がりません。

また先日、風呂場で転んでしまい手術した足の皮をむいてしまいました。いつまでも登れないのではと時々海岸で登っているクライマーを見ながら感じてしまいます。次から次へと復活の計画はこわれている感じです。特別ライバルがいるスポーツと違うのに何になのかあせりを感じ満足にトレーニングが出来ないため、どんどん筋肉が落ちていくのを見ていると少し悲しくなります。
それでも人生にはこんな日々も重要だと思ってます。来年あたりこの日々もわすれヒマラヤの高峰を登っているかもしれません。
ここ数日、後藤正治さんの「奪われぬもの」と沢木耕太郎さんの「激しく倒れよ」を読みました。アスリートの苦悩などが書かれた素晴らしい本でした。客観的に見れば私の人生もバラエティーでけっこう良いかもしれません。

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