伊豆での生活を終え 先週奥多摩に戻ってきました

2003年5月9日 手紙

2ヶ月間の伊豆での生活を終え 先週奥多摩に戻ってきました。残念ながら伊豆では体の調子が悪く思うようにリハビリは出来ませんでした。クライミングが出来るようになったら再び訪れて楽しもうと思ってます。

さて今何をしているかといえば特別予定もなく家の中で過ごしている事が多く、時々スライド会の予定があるだけです。ただ少し興味を持ってしている事は、川原の石を拾ってきては、そこに絵具で絵を書く事です。今までに完成したのはケニアとアフガニスタンの人の顔とテントウムシの3点です。これらは自分で言うのもなんですが、なかなかうまくいきました。昔から絵を書く事は好きだったので良い暇つぶしになってます。いつか家の前で1個100円ぐらいで売れたら面白いと思ってますが、その前に写真でもとってここに載せられたらうれしいです。

そして少しだけ始めたのは今までの経験を本にまとめてみようと思っていることです。
25年間、怪我をしているとき以外、休まず登り続けてきた記録をヒマラヤクライミングを中心に書きたいと思ってます。勿論それが売れれば言う事ありませんが、どちらかと言えば自分への記念として残したいと思うと同時に毎日があまりにも暇なので何か目標みたいなものを持ちたいと考えているからです。

本を書いていると言うと何だかかっこはいいですが書いていない日が多く書いたとしても10分で止めてしまう日もありますから完成はいつになることやらわかりません。本が売り出された時に多くの人が買ってくれれば、我家は印税で暮らせるというまるで冬のK2を単独登攀を行うよりも可能性のない事が現実になるかもしれません。まあ印税生活は無理でしょうがのんびり本を書きたいと思います。

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