韓国はソウルで講演をしてきました

2004年12月15日

先日、韓国はソウルで講演をしてきました。主催は韓国の月刊誌「人と山」と言う日本の山と渓谷みたいな雑誌です。今回が僕にとって2回目の韓国講演で3年前にテグ市でスライドを見せながら話をした事があります。 今回の韓国サイドの希望は一般ルートからのピークハントばかりを狙う韓国のアルパインクライマー(素晴らしいクライマーも沢山いると思うが)に技術的な挑戦やスタイルを意識した登山方法について話をしてもらいたいと言われていました。

当日は僕が追求し実戦してきたクライミングをスライドを交え1時間30分ほど話しましたが200人ほどの観衆は集中して聞いてくれましたし、ほぼ満足していた様子でした。多分、他人やスポンサーなどを意識せず自由にクライミングを楽しむ方法と僕の生き方なども理解してもらえたと思います。

講演終了後にはイタリアンレストラン?につれて行かれましたが僕の腹はぜんぜん満足出来ず伝統的な冷麺を出す店にその後すぐに行きました。やはり暖かい床の上で食べる冷麺のほうが、だんぜん美味しく韓国の味をやっと満喫できたのです。

翌日は北風の吹くなか韓国クライマーたちとインスポンの易しいルートに行きましたカメラマンの希望で時々立ち止まりながらのクライミングで、とにかく手足の痺れること、途中ダウンベストに毛の帽子まで借りましたが、それでも寒く12月のインスポンの厳しさを実感しました。また噂に聞いていたとおり韓国クライマーがスラブに強いのには驚かせられました。

今回は滞在日数が4日と短い間でしたが、本当に色々なクライマーに出会え、僕も何かを与えたかもしれませんが、何よりも僕自信が、これから伸びて行くだろう韓国クライマーから新しい刺激をもらいました。とりあえず次に行く時は暖かい時期を選びゆっくりと登りたいと考えています。

話は変わりますが、やっと新しい家の人工壁も完成し そして引越しも終え、再びゆっくりとした生活に戻りました。

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