北アルプスで嬉しい?体験をしました

2006年8月3日

お盆のころ行った北アルプスで嬉しい?体験をしました。僕と妻は錫杖岳の前衛壁に登りに行きました。最初に「注文の多い料理店」というルートへ。以前ソロで登ったときには目立っていた不必要なボルトやピトンが抜かれ、美しいルートに変貌していました(僕は日本のクライミングには貢献していないけど国内の岩場について深く考えている人達がいるのです)。

次に向ったのが「じーやの大冒険」 5.10cというグレードが付けられている核心部でもある1ピッチ目は見た目よりも易しく(不動沢だったら5.9?)また硬い岩でした。ルート自体は3時間ほどで終了してしまいましたが上からは穂高岳などの眺めが最高でした。

と言う事で岩自体でも、それなりに楽しみましたが、それよりも下山で得がたい体験をしたのです。僕らはだらだらと歩いて降りていました。多分駐車場まで20分という所。

なんとなく下の方を見ると草むらに大小二つの黒い物体が。何かを一生懸命食べています。「やばい親子の熊だ」とわかったときにはすでに遅く、親熊が振り向き我々に猛烈な勢いで向ってきました。僕は妻に「走れー」と叫び、僕らはザックを担いだまま山道を登り返したのです。振り返るとまだ熊は走ってきます。10キロ以上の荷物を持っていたので息が切れました。どのくらい追いかけられたでしょう。熊はいなくなっていました。彼らが去った事が何故か寂しいような、もっと追いかけてもらいたかったような複雑な心境になりました。

と言うわけで夏の良い思い出になったのです。

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