まもなく2013年が終わる

2013年12月18日

300個近い干し柿も半分は完成し、まもなく2013年が終わる。

今年1月の北海道の雷電海岸でのアイスクライミングは短い日数ながら充実した旅ができた。

心地良い宿と温泉と素晴らしい氷だった。

4月のアメリカのインディアンクリーク、ザイオンでの1ヶ月あまりのフリークライミングツアーでは、どうしても登りたいと思っていた、とても厳しいクラックルートに延べ6日も挑戦したが力及ばなかった。しかし可能性はゼロではないと僅かな手ごたえも感じた。

6月のアンデスではパートナーにも恵まれ、3年間考えていた美しいプスカントゥルパ東峰(5410m)に理想的なラインから登れ、少し安らぎを感じた。

夏から秋にかけては少々空っぽの状態が続いていたが、最近はまた少しずつ成果を得ている、先日の城ヶ崎では僕が初登したマリオネットという易しいとは言えないルートを何と27年ぶりに取り付いてみたが、1度目のトライで登れた。

さてこの1年間で得られたものは、苦手になったしまった分野、たとえばヒマラヤ等の高峰でのソロ、スピード登山やハングしたフェースルート、ボルダリングなどを捨て、自分で明確に理解している得意分野だけを挑戦すれば、まだ僕にも可能性が残っているということだ。特定の分野だけでも向上が感じられれば、それはとても幸せな事だ。

来年も今年同様に余計な事はせず、自分のクライミングだけに意識を集中できれば楽しく過ごせそうな予感がする。

出来れば再びアメリカのあのルートを、そして秋には美しい形状の高峰の山にと想像を廻らす。

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